社長日記

私は常々、業績が上がるのは社員のおかげ、上がらないのはトップの責任と思っています。
断じて逆ではありません。

先日、人から薦められ、「日本でいちばん大切にしたい会社」を読み、
ますます意を強くされ、やる気がわいてきました。
この本に書かれている企業はそれぞれ企業環境が良いわけではなにのに、
従業員もやる気があり、お客様からも求められている企業です。
そしてそれは、トップの企業理念から創られていると思い知らされます。
本当にヤリガイのある職責を任され神様に感謝します。

弊社は、まだまだ随分差がありますが、
10年後にはこの本で取り上げられるような会社になりたいなあ。

久しぶりに一気読みしました。
トイレにも行かずに読みました。
思い出したように優秀な経営者の本を読んでいますが、
過去の経営者は製造業が多く、
なかなか労働集約的なサービス業の経営者の話がなかったのですが、
久々に巡り会えました。

前社長の老害の話、売上の大部分をしめた三越との決別、
全員反対した宅急便を作り出した話、
7万人もの社員において全員経営をつくりあげていく話、
情報システムや新商品開発の話・・・
この本が1999年に75歳の筆者が書いたなんて信じられません。
世の中にはすごい人がいるものです。

コニックスに入社して15年、
それなりに成果を上げたつもりでしたが、
「まだまだ」の100乗ぐらいと気づかされました。
もっともっと勉強したいものです。

先週をもってやっと年始の挨拶まわりを終了しました。
まだまだ、お客様の状況は好転しておりません。
当社の状況も厳しいようですが、
坂の上の雲を目指して頑張りたいものです。

先週、1日、雪のために挨拶まわりを中止した(2月に延期)ので
当日、急に暇になり、久しぶりに本を買ってきました。

まず買ったのは、ドラッカー、コトラー、ポーターの入門書です。
これは、同い年の経営者、渡邉美樹(ワタミ会長)お薦めと記事で読んだからです。
まだ、手つかずです。

そして、ついでに文芸書、エッセイ。
「神様のカルテ」「人を見抜く技術(雀鬼 桜井章一)」「小倉昌男(ヤマト運輸)の経営学」
「張り込み姫-君たちに明日はない3」を買い、これはサッサと読みました。
一番面白かったのは、「神様のカルテ」。
地域医療に従事する主人公の日常を描いた作品ですが、
「自分も医者になりたいなあ」と思えると同時に何回か笑える小説でした。
少し、ハートウォーミングになりました。
こんな本との出合いもうれしいものです。

今では随分、回数が減りましたが、かつては麻雀が大好きでした。
麻雀放浪記なんて何度も読んでいます。
そんな僕は、牌を切るのは相当早いほうです。

何故なら、配牌時に上がり型を何十通りもイメージし、
後はツモにあわせて形を決めていくだけだからです。
牌を切るのが遅い人は大抵つもってから考えています。
ですから、いくら勝ってもスピードの遅い人は強いとは認めたくありません。

仕事でも同じです。
成果の上がる人、決断の早い人は、
完成型と方法論をそれぞれにつき何十通も考えています。
起きた時には、既に終わっているのであります。
(既に準備済みなのであります。)

社長になり、現場に行く回数が減った私にとって
報告を受けたことに対して対応を考えることは重要な事であります。
たまに、全く報連相のない社員が結論だけ私に求めようとされると
ものすごく頭にきます。
理由はわかりますよねえ。

以前あるリクルーティング会社のコピーで
「即戦力のつもりが即害力になっていませんか?」というのが印象に残っています。
いろいろな良くない習慣や考えが身についた中途採用より、
新卒のほうが良いという意味です。

業績の悪い会社には、そんな即害力の社員が充満しています。
・いつも会社や経営者の悪口を言う。
・約束は守らないし、忘れる。
・挨拶はしない。
・やる気と能力の向上に興味がなく、給料と自分の時間ばかり気にする。・・・

こういう社員は巧妙でおおっぴらに反旗をひるがえしません。
ただ、いろいろな仕事をいい加減に対応したり、
遅く対応したりして、少しずつ仕事を減らして楽にしていくのです。

社長になって4年、随分、会社は若返り、雰囲気も明るくなりましたが、
社員を「即害力」社員にしてしまうのは、
「社長」であるとつくづく感じます。